■メネの持病について
2002.5 ストルバイト結晶ができる メネがおしっこをするときに少し血が混じっていました。はじめは少し様子を見ようと思っていましたが、その日はいたるところで粗相をしてしまいました。 メネはトイレの覚えが早く、失敗することもほとんどなかったので心配になって病院へ連れて行きました。 病院で診察を受けると、「尿結石ができかかっている」と宣告されました。そのときは尿結石について何も知らなかったので、詳しく教えてもらいました。 尿結石とは、尿のpHが高くなってアルカリ性になってしまったためにストルバイト(ガラス状結晶)ができ、これがひどくなると尿結石ができてしまうんだそうです。 確かに見せてもらったメネのおしっこにはキラキラ光る小さなものがたくさん。結石ができてしまうと手術になってしまうので、予防が欠かせません。 お医者さんには以下のアドバイスをもらいました。
病院から帰って、まずはストルバイトを溶かす薬を1週間弱飲ませました。しばらくして再検査すると、結晶はきれいになくなっていました。 これで一安心。ただし再発の可能性があるので尿検査とpHコントロールは欠かせません。メネがおいしそうにガムを食べる姿を見るのが好きだったので、「動物性のガムはだめ」というのはショックでした。 けれど私の落胆を尻目に、メネは元々とても食いしん坊なので、ごはんが予防食になってもおいしそうにぱくぱく食べて、それまでのごはんと変わりないようです。 おやつも「動物性のもの」をあげたらダメなものの、おやつ自体をあげるのは構わないので、ゆでたキャベツなどをあげるときっと喜ぶとお医者さんは教えてくれました。 その通り、メネはキャベツを喜んで食べました。メネはキャベツが大好物になったようです。今では、私がキャベツを刻み始めただけでどこからともなくメネが現れるように! 尿結石ができやすい体質であることは確かだけど、きちんと予防してさえいれば他は特に制限もないとのこと。メネの元気ぶりはちっとも変わらず、よかったなぁと思っています。 |
2004.10.10 シュウ酸カルシウム結晶ができる 年に1回のワクチンと、尿結石ができかかってから続けている尿検査を受けに病院に行きました。特に何事も予想していなかったのに、ずいぶんと尿検査に時間がかかっているようでした。 「もしや、またpHが高くなって、ストルバイトが??」と不安に思っていると、今度はシュウ酸カルシウム結晶ができていると言われてしまいました。 シュウ酸カルシウム結晶とは、ストルバイトとは逆にpHが低くなって、酸性になるとできるものです。どうやら食事療法でpHが下がりすぎていたようで、これからはpHを少し上げて中性に維持するごはんにするように言われました。それからメネはWALTHAMのpHコントロールを食べています。 |
2004.10.19 シュウ酸カルシウム結晶ができたその後 雨降りの天候のなか、メネをつれて病院へ。pHは中性に戻っていました。シュウ酸カルシウムで結石ができていたらストルバイトよりも厄介で、お腹を切ることになるかもしれないとお医者さんが言っていたのでどきどきしていましたが、一安心しました。 リン、マグネシウム、カルシウムを取り過ぎないように注意しながら、そのままWALTHAMのpHコントロールを食べることになりました。 pHは中性になったけれど、動物性のおやつはやはり×です。でもメネは野菜のおやつが気に入ったみたいなので、これもなんとかなりそうです。 |
2005.7.8 膀胱炎になる メネの様子がまたも変。血尿が出ていて、トイレの回数が頻繁でした。 それなのに、おしっこではなく血みたいなものしか出ていません。もしかして、また結石ができたのかも?!と急いでかかりつけ病院に電話。 すると、そこのはもう診療を終えていたものの、その病院の本院に転送されて、すぐに受診に来るようにと言ってもらえました。 けれど・・・私は自動車を持っていないしその日は雨。歩いて行くには遠く、電車に乗せるのは心配なので、タクシーに乗せてもらうことにしました。 乗車拒否されたらどうしよう、とどきどきしましたが、すぐに乗せてもらえました。 病院に着くと、院長が診察してくれました。夜で他のスタッフはいないので、院長が一人でメネのレントゲンを撮ろうとしたのですが、暴れる!暴れる! とても先生一人では無理と言われてしまい、急遽私が手伝うことになりました。 病気とは思えないほどの暴れっぷりで、さすが避妊手術をしたときに「あの暴れたビーグルちゃん」のレッテルを貼られただけあるなぁと思ってしまいました。 結局1枚目は暴れすぎたので判断できないほどひどい写真になってしまい、触診したところ石ができてる気配はないので、明日になれば他のスタッフもいるから明日レントゲンを撮ってもらうといいよ、と言われました。 けれど、やっぱり心配なのでもう一度だけと言ってレントゲンを撮ってもらいました。 2度目も暴れたけれど、1度目で疲れたのか、メネは少しおとなしくなって、何とか診断ができる程度のレントゲン写真ができました。 そこから判断するに、尿結石、膀胱結石、膀胱腫瘍、どれも違うだろうということでした。 膀胱炎だと考えられるので、注射を一本打って、抗生剤をしばらく飲ませれば大丈夫だという診察結果でした。 帰りは雨もやんで、歩いて帰っても大丈夫ということだったので、メネといつもと違うコースをのんびり歩いて帰りました。 家に帰る途中も何度かおしっこをしたがったけれど、少し血がでるだけ。家に着くと、調子が悪いのはメネもわかっているらしく、いつものように人の布団には侵入して来ずに、自分のベッドの上で寝ていました。 それから2日ほど抗生剤を飲ませていると、すっかり元気になり、いたずらっ子に舞い戻りました。健康が一番だね! |
■犬の下部尿路疾患について
※このサイトの管理人は医学の知識を持ち合わせていません。
参考程度にお読みください。
犬の下部尿路疾患とは
これらの症状には、ストルバイト結石やシュウ酸カルシウム結石が関係していることが多いと言われているそうです。 |
みんな気を付けてね♪ メネはどんなごはんでもおいしくぱくぱく |
ストルバイト結石とは 尿中のリン酸、アンモニウム、マグネシウムなどによってストルバイト結晶ができ、結石となっていきます。 ストルバイト結晶ができるのは尿がアルカリ性のときなので、尿を酸性にしなければなりません。 動物性の食べ物にはたんぱく質やミネラルが多いので、専用の予防食が必要です。メネは予防食にヒルズのc/dを使いました。 |
ヒルズのc/d。缶の生タイプはキライなワンちゃんが多いとか。 メネは生タイプもおいしそうに食べてました。 |
シュウ酸カルシウム結石とは 尿がアルカリ性だとストルバイト結晶ができやすくなりますが、酸性になりすぎるなどの要素があると、 今度はシュウ酸やカルシウムなどによって、シュウ酸カルシウム結晶ができやすくなってしまいます。 獣医さんのお話によると、シュウ酸カルシウム結石ができてしまうとストルバイト結石よりも厄介で、 手術が必要になることが多いそうです。 尿が適度なpHを保てるように、マグネシウム、シュウ酸、カルシウムなどの量を調整しなければならないので、やはり専用の予防食が必要です。 メネはウォルサムのpHコントロールダイエットを使いました。現在もこれで予防中です。 |
ウォルサムのpHコントロール 現在もこれを食べてます。ちょっと高いかなぁ・・・。 |
犬の下部尿路疾患の予防に必要なこと
おかしな症状が見られたら、すぐに獣医さんに相談してくださいね! |